不要と思うものを排除しようとする考え方

良い悪いという二元の考え方は昔から私たちの意識に埋め込まれてきました。
これは右脳と左脳の二つの脳が与えられたからという考えもあります。

例えば癌はどうしてできるのでしょうか。
癌は細胞の遺伝子の異常な変異や損傷が原因で発生します。
つまり遺伝情報がうまく伝達されずにできてしまうのです。
この部分だけを取り除くのが西洋医学で、手術や薬でターゲットを排除します。

こんな話を聞いたことがあるでしょうか?
社内で働かない人が2割いた場合、その2割の人を解雇したとしても、しばらくして残りの8割からまた2割の働かない人が出てきてしまうという話。

細胞も同じです。
何故そうなるかを突き詰めなければ終わらない鼬ごっことなってしまうのです。

ところが、そこに「学び」があると癌は突然消えたり、術後再発しなくなったりします。
学び・・・?
学びと言ってもいい人になるための学びではありません。
その人の人生に必要な学びです。
殆どの場合それは「自分らしさ」に関係があります。
自分らしさを阻んでいる考え方から離脱させるために身体は病を作り、意識や出来事は変容を促します。
例えば、固定観念や、社会的常識、自分を犠牲にしてまで他人に尽くそうとした場合など・・・
ただ生まれる前から病へのチャレンジを選択してきている人も中にはいるので一概には言えません。

ここでひとつの例を挙げます。
「不要なものは排除しなければならない」という考えを強く持っていたとするとどうなるでしょうか。
その人は自分自身が常に自分自身にジャッジされ、時に罪悪感、劣等感と闘うことになります。
また、日常の中でも、電車の中で非常識な行いをする人に強く憤りを感じたり、身体に悪いと聞いた食べものをその都度生活から排除していき、万が一口にしてしまったときには後悔と怒りがこみあげてくるかもしれません。
こうなってしまっては「不自由」だと思いませんか?

情報はとても大切ですがそこに感情が介入するということは情報に踊らされていることになります。
情報は私たちがうまく活用するためにあるのでこちらが活用されては本末転倒です。

固定観念とはこうして厄介なものです。
手術や薬を否定しているわけではありません。
いざとなったら頼るのもありだと思います。
しかし日ごろから自分自身をがんじがらめの思考から自由にしていく作業は結果的に健やかな人生を送る秘訣となると思うのです。


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