ある失敗をしてしまった日の夜中にこんな明晰夢を見ました。
いま体験しているこの失敗してしまった現実と、体験できなかった失敗していなかった現実との二つの世界をリアルに見ているヴィジョンでした。
それは2本のチューブのようなもので、チューブの中にタイムラインがありました。
2本のチューブを俯瞰していた私は、途中から失敗していなかった現実のチューブの中に入り込み、体験できなかった現実をリアルに、とてもリアルに体験したのでした。私は確かにその瞬間その現実にいました。
チューブとチューブの間には幾ばくかの暗闇の距離があり、きちんと見ていなかったのでわかりませんが、おそらく他のタイムラインも存在していたのだろうと推測できました。
翌朝、その時の体験を想い出そうとしましたが、記憶はあるのに、体感覚までは思い出せませんでした。
これがパラレル移動か・・・
この体験を通してでわかったことがあります。
例えばこの人がもっとこうなるといいな、と思ったとします。
でも、今のそのタイムライン上に「こうなる」その人はいないということ。
自分自身が移動しなければ変化は起きないということがわかったでした。
何故ならば、そことは全く別のチューブに「こうなったら」というその人は存在しているから。
だからその人にいくらアプローチしてもダメで、むしろその人を決めつけてしまったり、何とかしようとしている自分自身を何とかしないといけないのだということを。